『たゆたえども沈まず』 原田マハ
道端に咲く野蛮な雑草とされた印象派と、美術品の包み紙として捨てられる運命だった浮世絵が交わる奇跡。
芸術は良くも悪くも移り変わり、繰り返す。
数百年後に自らの絵が世界中の美術館で堂々たる額縁に飾られるようになる事もつゆ知らず、芸術の都パリで激動の流れに身を任せ、たゆたいながらも抗った兄弟と日本人の出会いの物語。
読み終わって速攻NYのMOMAに突撃。
何回も何回も来ているはずなのに、こんなにも作品への感情が動くものなのか。
足に根が生えたかのように絵の前から動けなくなって30分ほど立ち尽くした。
ー参考ー
MoMA 近代美術館
NYの代表的なモダンアートの美術館
タイムズスクエアから大体歩いて15分弱。
高級ショップが立ち並ぶ5番街とは目と鼻の先。(かの有名なティファニー本店やトランプタワーなどがある所。)
今回紹介した本の表紙の絵『星月夜』もここにあります。
ゴッホ、ゴーギャン、スーラー、アンリルソー、ピカソ、セザンヌ、ダリ、などなど。
見所いっぱい、何度行っても飽きません!